最近のトヨタ


2024年5月8日

トヨタは昔から好きなチームだった。トップリーグが誕生した2003年以来、優勝は遠ざかっているが、過去日本選手権3度、全国社会人大会5度の優勝を誇る名門チームだ。大好きな選手もたくさんいた。ぱっと思いつくだけで…(敬称略)北川 俊澄 (LO)、菊谷 崇 (No.8)、廣瀬 佳司 (SO)、朽木 英次 (CTB)、難波 英樹 (CTB)、仙波 優 (WTB)、遠藤 幸佑 (WTB)、水野 弘貴 (WTB)、内藤 慎平 (FB)…

それが今、チームとしてあまり好きになれない。(勿論、三浦 昌悟/須藤 元樹/高橋 汰地など個別に好きな選手は沢山いる。)ここ数年だろうか。マイケル・フーパ―/パトリック・トゥイプロトゥ/ジョー・ローンチブリーなどを単年契約で獲得しだしたあたりから何か違和感を感じていた。そして今年のオールブラックスの大物2人の獲得。違和感は決定的なものになった。

優秀な選手が沢山いても容易には勝てない。何故ならラグビーは間違いなくチームスポーツだから。ここ数年のトヨタには規律/フィットネス/ゲームマネジメント/ピンチ時の精神的支柱が不足していると個人的に感じる。本来であればそういったものを修正し、きちんとTOPチームと戦える土台を作るのが優先事項だと思う。キヤノンがいい例だ。ずっと弱点だったDFやフィットネスを鍛えて改善し、そこにカテゴリCの選手達が上積みし、常勝軍団に変貌している。

トヨタの場合は、そういった基礎となる土台作りよりも、有名監督や有名外国人の獲得に躍起になって話題作りの方を優先させているように見える。チーム事情も知らずにド素人が勝手なことを言ってるだけなのは承知しているが、そう見えてしまうのは事実だ。

そしてここに来ての大量の退団発表。それぞれがチームの事情か個人の意思かは知る由も無い。勿論、日本代表クラスのSH福田 健太はすでに強豪チーム入りは決まってるだろう。今更だがアーロン・スミスが来なかったらどうなっていたかと思う。そして天才SO丸山 凜太朗の放出。ボーデン・バレットの後は丸山しかいないと思っていたので個人的にショックは大きい。さらに今季15試合に出場しBACKSを引っ張ってきたCTBチャーリー ・ローレンスまで。

全てはチームの選手評価や運営の事情によるものなのかもしれない。ただ先に挙げた歴代の選手たちがトヨタの深緑のジャージの誇りを築き上げてきたことは決して忘れないで欲しい。トヨタのアイデンティティとは何か?もう1度原点に立ち返ったチーム作りをして欲しい。今回の大量放出で浮いたお金がイアン・フォスターさんや海外から獲得する有名選手の年俸に消えないで欲しい。

そして今回の大きな決断が数年後には良かったと思えるようになって欲しいと願うばかりだ。