2026年7月


7月2日

NTTジャパンラグビー リーグワン2026-27
ディビジョン編成および大会日程のお知らせ


Div.1カンファレンス制の問題は、対戦チームに偏りがあるにもかかわらず、チームの順位や個人ランキングをひとまとめにしていて公平性を欠いていることでした。

来季から「カンファレンスの撤廃」を実施するとのことですが、試合数は18試合のままとのことです。Div.1のチーム数は12チームですから、18試合ということは、2試合行うチームと、1試合しか行わないチームが存在するということです。これでは結局、対戦チームに偏りがあることには変わりません。表面上、改善したように見せているだけです。

逆に今まで「カンファレンス制を盾に言い訳できていた部分」が、組み合わせをよっぽど慎重に決めないと、特定チームを恣意的に優遇してると言われかねないと思います。

「今は、将来的に総当たりホーム&ビジター2回戦に移行するまでの過渡期なのです」とか、一言説明を加えるだけでも、大分印象が違うと思うのですが。。。

新しい制度を始める際に、その理由や目的、導入効果の説明がなければ、納得しようにも納得できません。ビジネスの世界において、こんな稚拙なやり方は通用しません。



あと個人的に1番問題だと思っているのは、Dvi.1とDiv.2のチーム数(=試合数)が違うことです。強度が強い中で試合数が多いDiv.1と強度がDiv.1と比ベれば弱く試合数も少ないDiv.2。

これではいつまで経っても、Div.2チームの昇格は厳しいです。昨シーズンの入替戦はいずれもDiv.1の2連勝でした。

◆ 個人的理想

・Div.1:10チーム(POは上位4チーム)
・Div.2:10チーム
・両方とも総当たりホーム&ビジターの2回戦
・Div.1最下位、Div.2最上位は入替戦無しの自動昇格/降格
 (9位と2位の入替戦はあっても良いかもしれません)

リーグワン全体の歪な構造を変革できるのは、いつになるのでしょうか。


7月2日

イタリア代表

日本戦のメンバーを作りましたのでご参考まで。
試合に関しても少し書きましたので、ご興味あれば、合わせてご覧ください。



◆ 要注意人物

ベタですが、以下の2人だと思います。

・FLミケーレ・ラマロ

主将でもあるラマロは、「派手なプレー」よりも試合全体を締めるタイプです。日本が苦手な執拗なジャッカル / タックル後の素早い起き上がり / ディフェンスラインの統率を担当します。日本のFWDがラックで後手に回ると、ほぼ間違いなくラマロが絡んでくると思います。

・CTBトンマーゾ・メノンチェッロ

現在のイタリアの「顔」と言っていいと思います。彼の恐ろしさは、サイズ / スピード / パス / キック / ディフェンスの全てがハイレベルなことです。以前のイタリアなら「パワー系センター」でしたが、メノンチェッロはゲームメーカーにもなれます。しかも22歳付近から急激に伸び、今では世界でも屈指のインサイドセンターと評価されています。日本が最も避けたいのは、メノンチェッロにゲインラインを突破され、そこからオフロードで外へ展開される形です。これを何度もやられると守備が崩壊すると思います。

ただ「実は一番止めなければならない選手」は、SOパオロ・ガルビージだとも思います。派手なランナーではありませんが、ケサダHCの戦術をピッチ上で実行する司令塔であり、ガルビージに時間とスペースを与えるとイタリアのアタック全体が機能し始めます。キックゲーム / 攻撃方向の選択 / テンポの調整 / ディフェンスラインを見る能力に非常に優れています。彼に余裕を与えると、日本はキックで押し込まれ、セットピースから何度も攻撃される展開になりかねません。

日本がプレッシャーをかけるべき最大の「頭脳」はガルビージ、最も警戒すべき「破壊者」はラマロ、そして最も危険な「決定力」はメノンチェッロ――この三人をどう抑えるかが、週末の一戦の大きな鍵になると思います。



◆ 最大の懸念 - ハイボール処理

・イタリア
11番イオアネ - 180cm
12番メノンチェッロ - 186cm
13番ブレックス - 190cm
14番ファイザル - 183cm
15番パニ - 188㎝

・日本
11番石田 - 167cm
12番廣瀬 - 182cm
13番ライリー - 187cm
14番植田 - 177cm
15番松永 - 172cm

ケサダHCは「相手の弱点を突くラグビー」を徹底します。例えば、

・9番バーニーがボックスキック
・10番ガルビージが高いクロスキック
・WTBとFBがチェイス
という形で、日本の両翼とFBにプレッシャーをかけるでしょう。

これは単にキャッチミスを狙うだけではありません。狙いは、「キャッチできても、そこでラックを作らせて前進を止めること」です。

つまり、ハイボール → 日本がキャッチ → タックル → ラマロらがラックへ → 日本の速いテンポを止める、という流れを作りたいはずです。

ただし、「高さ」だけが目的ではありません。彼らが本当に狙うのは、「日本のバック3を疲弊させること」です。石田も植田も松永も運動量が豊富で攻撃参加に優れています。しかし、ハイボール処理とその後のリスタートを何度も繰り返せば、攻撃で持ち味を発揮する余力が削られます。これによって日本のカウンターアタックを封じたいと考えるでしょう。

逆に、日本にも勝機があると思います。ハイボールを多用するということは、キックチェイスの整備が少しでも遅れれば、日本にカウンターアタックのスペースを与えることになります。

この試合で個人的に一番興味深いのは前半20分のキックゲームです。

もしイタリアが予想どおり日本のバック3へ繰り返しハイボールを送り込み、日本がそれを安定して処理できれば、ケサダHCはプランBとして中央のメノンチェッロやブレックスを使ったフィジカルアタックへ比重を移す可能性があります。

逆に、日本が最初の10~20分でハイボール処理に苦しめば、イタリアは「ここが突破口だ」と判断し、その戦術をさらに徹底してくるでしょう。

ですから、この試合はスクラムやラインアウトだけでなく、「空中戦をどちらが支配するか」が、試合全体の流れを左右する大きなポイントになると予想しています。




7月2日

週末のお楽しみ(備忘録)

今週はNC一色です。
日本戦以外も楽しみすぎます!




7月2日

「こんなに素晴らしい仕事はない」。
セカンドキャリアで笛を持った元ロック/フランカー。
近藤雅喜レフリーの充実感
(多羅正崇 / ラグビーリパブリック)




私が一番好きなレフリー、近藤雅喜さんの記事です。自慢じゃありませんが、近藤さんとは定期的にDMでやり取りさせていただいています(あっ、すみません、自慢でした(笑))。レフリー完全転向2年目で見つけだしたキーポイントなども教えていただいています。

近藤さんのレフリングには、いつも「試合を良いものにしたい」という思いが伝わってきます。だから私は、近藤さんが担当する試合が大好きです。レフリーは目立たない存在かもしれません。でも、良いレフリーがいるからこそ、選手が力を出し切り、観る者の心を揺さぶるラグビーが生まれると思っています。

この記事には、近藤さんのラグビーへの情熱、レフリーという仕事への誇り、そして人柄が詰まっています。ラグビーファンの皆さんに、ぜひ読んでいただきたい記事です。読めばきっと、レフリーを見る目が少し変わるはずです。




7月4日

2024.07.21
日本 14 - 42 イタリア

イエロー3枚出したイタリアに、日本は、トリプルスコアで敗れました。トライはライリーの2本だけでした。あれから2年、春のシックスネーションズを観ても分かるように、イタリアは着実に力を付けてきました。日本はどうですか?

◆ハイライト動画

◆メンバー表

今年も選ばれたメンバーを黄色くしています。
イタリアは結構多いですね。道理で連携も良くなってるわけです。




7月9日

アイルランド代表メンバー

日本戦のメンバーが発表になりましたので、顔と名前を作りました。

Round 3がオールブラックス戦であることを考慮してかは不明ですが、アイルランドは先週のワラビーズ戦と比べ、先発だけで12名変更しています。基本的に、先週は控えだった選手を先発に回した印象です。ただ先発だった選手が控えに回ったわけではなく、初キャップ4名を含む、キャップの浅い選手が多く入っています。

メンバー外の主な選手は...
・HOダン・シーハン
・PRタイグ・ファーロン
・FLジョシュ・ヴァンデルフリアー
・SHジャミソン・ギブソン=パーク
・SOサム・プレンダーガスト
・CTBガリー・リングローズ
・FBヒューゴ・キーナン

いずれもアイルランドの「超」主力メンバーです。ですので、今回のメンバーは、あえて分かりやすく言うと「1.5~2軍」です。

この試合は、大人の事情でオーストラリアのニューカッスルで行われます。アイルランドは、先週もオーストラリアで戦ったため、移動はさほどでもありませんが、日本は勿論、日本からの移動になります。移動やHCが戻ったことなどのマイナス面はありますが、日本がイタリア戦のような力を発揮できれば、今回のアイルランドに勝つことも夢ではないと思います。

勿論、今回のメンバーも力はありますが、今の日本ならアイルランドには勝てるはずです!(...多分)




7月9日

週末のお楽しみ(備忘録)

今週もNC一色です。
ドルトムントの頃から密かにハーランドの大ファンです。ロー!




7月9日

また推しチームが増えてしまった(笑)




7月10日

日本代表、アイルランド戦メンバー発表

イタリア戦ではハーフ団を中心とした若い力が躍動した一方、空中戦でのクリーンキャッチを許すシーンが課題として浮き彫りになりました。WTB石田はイタリア戦で攻撃面では持ち味を見せましたが、ハイボール対応では苦戦しました。イタリアは何度も石田のサイドへハイパントを上げ、競り勝たれていました。

特にアイルランドは世界でも屈指のキックゲームを展開するチームであり、FBだけでなく両WTBにも空中戦能力を強く求めます。その意味でも、リーグワンのプレーオフでも抜群のハイボール処理能力を示していたメイン平をWTBに据える判断は、極めて的確なスカウティングに基づいた修正と言えます。

これまでのエディーさんは、試合ごとに大幅なメンバー刷新や実験的な配置転換を好む傾向があり、それが「チームを育てている」のか「毎回ゼロから作り直している」のかと、チームの安定感を欠く要因となっていました。しかし今回は、指揮権がニール・ハットリーコーチに代わっていたとはいえ、「直近でベストなパフォーマンスを見せて結果を出した23人」をベースにし、変更を必要最小限(先発の1名のみ)に留めました。これは若手主体のチームに大きな「自信」と「連携の継続性」をもたらすため、指揮官としてのマネジメント能力が前向きに発揮されたと評価できます。

U23遠征時の暴言騒動による4試合の出場停止処分は、日本代表のトップとしての品格を問われるものであり、厳しい批判を受けて当然の出来事でした。皮肉にも自身が不在だったイタリア戦でチームが完勝したため、「エディー不要論」すら囁かれる逆風の中での復帰となります。

だからこそ、前戦の形を崩さずにリスペクトしつつ、ピンポイントで弱点を補強した今回の選考は、エディーさんが「自身のプライドよりもチームの勝利と現実的な戦術を優先した」という点において、ようやく評価のスタートラインに立ったと捉えることができます。

強い代表チームとは、競争だけでなく「継続性」によって成熟していくものです。今回の22人据え置きは、イタリア戦の勝利を単なる一勝で終わらせず、「このチームを土台に積み上げていく」という意思表示にも映ります。

もしこれがエディーさんの考え方の転換点だったとすれば、日本代表にとってはメンバー表以上に価値のある変化になるかもしれません。

もちろん、本当の評価はアイルランド戦の内容次第ですが、もし仮に敗れたとしても、

・キックゲームで互角に戦えたか
・ハイボール処理が改善されたか
・イタリア戦で見せた組織的ディフェンスを継続できたか
・エリアマネジメントを維持できたか

このあたりが維持されていれば、「日本代表は本当に前へ進み始めた」と言えるでしょう。



いつもエディーさんを腐してばかりですが、良いところは褒めます。




7月12日

坊、そろそろ出番だぜ!




7月12日

ネーションズチャンピオンシップ R2
オーストラリア 26 - 42 フランス

前半のオーストラリアは非常に素晴らしかった。テンポ良くボールを動かし、フランスのディフェンスラインを横に揺さぶり、接点でも激しく前へ出る。特にブレイクダウンでは積極性があり、フランスにプレッシャーを掛け続けた。フランスにイエローカードが出た時間帯を逃さず、FBトム・ライトの巧妙な50:22キックなどを起点にリズムを掴み、FLフレイザー・マクライトのトライなどでオーストラリアがリードを奪い、21 - 12 と9点差で前半を終えた。特にマクライトの働きは攻守に特筆すべきものだった。

しかし後半になると流れは一変する。フランスは慌てなかった。

ボールを大きく動かすだけではなく、キックでエリアを取り、FWDで確実に前進し、相手が疲れた瞬間だけ一気にスピードを上げる。いわば「試合を支配するテンポ」を完全に握ったのである。

その中心にいたのがSHマキシム・リュキュ、SOロマン・ヌタマック、FBマチュー・ジャリベール、らゲームメーカーだった。ジャリベールがFBに入ったのは5年ぶりくらいだが、実際はSOのような働きをしていた。このダブルSO体制が見事に機能し、攻撃の起点を2つ作ることが出来ていた。彼らは決して派手なプレーばかりではない。しかし、どこで攻め、どこで蹴り、どこで我慢するかという判断が極めて正確だった。フランスのラグビーは、個人技ではなく「試合運び」の完成度でオーストラリアを上回ったと言っていい。

勿論、初キャップのWTBアーロン・グランディディエ=ンカナング(名前が覚えきれない!)やトゥールーザンでCTBを勝ち取ったカルヴィン・グルグら若手の台頭も見逃せない。

興味深いのは、オーストラリアがスクラムやラインアウトでは決して劣勢ではなかったことだ。セットプレーは十分戦えていたにもかかわらず、後半になるとミスや規律の乱れが増え、一度流れを失うと修正できなかった。つまり敗因はフィジカルではなく、ゲームコントロールだったのである。

この試合は、先週のニュージーランド対フランス戦とも共通点がある。

フランスはヌタマックをはじめTOP14決勝で戦ったメンバーが数人戻ったが、今回もいわゆるベストメンバーには程遠い。それでも世界トップクラスの完成度を維持できるのは、選手個々の能力だけでなく、誰が出場しても同じラグビーができるシステムが確立されているからだ。これは近年のフランス代表最大の強みであり、層の厚さ以上に「組織の成熟」を感じさせる。日本対アイルランド戦を観た後では、余計に感じる。

一方のオーストラリアは、良い時間帯は非常に魅力的だ。しかし80分間同じ精度を維持するだけの土台がまだ完成していない。だからこそ、世界トップ4クラスとの試合では後半に差が開いてしまう。

フランスは勝ち方を知っている。その差が、後半 30 - 5 という衝撃的なスコアに凝縮されていたと言えるだろう。



来週、フランスは日本と対戦する。日本は怪我人の影響も出るだろう。逆にフランスは更にトゥールーザンの主力メンバーが戻る可能性すら考えられる。国立がお通夜みたいにならないことを、今は祈るばかりだ。




7月12日

凄いぞ、古瀬さん!

古瀬さんは、ネーションズチャンピオンシップ R1 のニュージーランド対フランス戦でアシスタントレフリー(AR)を務めましたが、R2 のオーストラリア対フランス戦でも AR を務めました。この試合の32分、オーストラリアのWTBジョーゲンセンがインゴールに飛び込みましたが、グラウンディングの直前にボールが手からこぼれました。難しい角度でしたが、古瀬さんは後ろからこの瞬間を確認出来ていたようで、主審と会話してノートライになりました。これで AR が確認出来ていなければ TMO で時間が取られてしまいますから、ナイスジャッジでした。



古瀬さんは、昨年の11月にフランス協会とのレフリー交流事業により、TOP14 で AR を務めたり、ProD2(下部リーグ)では主審を務め、現地でも高評価を得ました。また、フランスのプロレフリー合宿にも参加しました。ひょっとして、その関係もあって、フランス戦の2試合を務めたのかもしれませんね(違うかもしれません(笑))。

どんどん世界に羽ばたいて欲しいです。




7月12日

ボクス半端ないって!もう~!!あいつら半端ないって!
ランキング5位のスコットランドに対して前節から先発10人替えて快勝するもん!
そんなんできひんやん、普通……そんなんできる!?
言っといてや!できるんやったら……




7月16日

フランス戦日本代表メンバー発表





SHはラグビーの中でも特に専門性が高いポジションです。パスの精度、テンポ、ラック周辺の判断、キック選択、FWDとの連携――どれも「少し経験があります」で代用できるものではありません。報道陣に公開された練習では、SO伊藤と上ノ坊がSHの動きを確認するシーンがあったとのことで、齋藤に緊急事態があれば、2人のどちらかがカバーするものとみられます。あるいは高校時代にSH経験のあるWTB石田が入るのかもしれません。

エディーさんがユーティリティ性を重視するのは理解できます。限られた23人の中で複数ポジションをカバーできる選手は、戦術的にも選考上も価値があります。しかし、SHだけは別格です。SOやCTB、WTBの兼任とは違い、SHは試合全体のリズムを支配する司令塔です。他の選手がSHに回る可能性があるとしても、それは「最低限ゲームを成立させる」ための選択であって、「代表レベルで攻撃を機能させる」選択ではありません。フランスのようなプレッシャーの強い相手に対しては、SHの一瞬の判断ミスが即失点につながりかねません。

W杯まで残り1年余りという状況で、必要なのは「新しいギャンブル」ではなく、「本番で使える形を積み上げること」だと思います。SHという最重要ポジションの保険を外すのは、あまりにもバランスを欠いていると思います。W杯本番で同じことをするのでしょうか?もし本番では控えSHを入れるのであれば、今の段階で試していること自体が中途半端であり、目先の勝利に囚われ過ぎです。

この選考は、確かにエディーさんらしいです。大胆で、常識に縛られず、選手に多機能性を求める。しかし、その大胆さが結果につながるのは、「チームに十分な準備期間と成熟度がある」場合に限られます。

齋藤が80分間無事にプレーすれば問題は表面化しません。しかし、代表強化とは「問題が起きなかったから正解」ではなく、「問題が起きても崩れない準備」をすることだと思います。W杯まで時間がないからこそ、今必要なのはユーティリティ幻想ではなく、専門性への投資だと思います。



試合前に、メンバー構成をあれこれ言うのは止めようと思っていたのですが、流石に我慢できませんでした。


7月16日

フランス代表メンバー

日本戦のメンバーが発表になりましたので、顔と名前を作りました。





先週のワラビーズ戦であまり動きの良くなかったフロントローを全員替えてきました。ポワロもラモットも大好きなボルドーの選手なので期待してます。

両LOは先週と同じです。

先週FWDで一番動きの良かった6番ヌシはそのまま、8番だったガゾッティが7番に上がり、ワラビーズのFLフレイザー・マクライトにスコンスコンにやられた7番ジェグーに替わってトゥールーザンのルマットがNo.8に入りました。ちなみにガゾッティはタタフが向こうにいた時にNo.8を争った若者です。

9番~15番のバックス陣は、先週の、特に後半は最高の連携と閃きを見せていましたから、替える理由はありませんね。13番のボワリーだけは少し精彩を欠いていましたので、早い段階で23番のグルグの出番があると思います。

16番モヴァカは先発から控えに回りました。先週はあまり良くなかったですが、この実力者を外すわけにはいきません。17番はラモットが先発に上がりましたので、ベテランのワルディが入りました。18番は先週テビタ・タタフ(同姓同名)が入っていましたが、ファラテアが入りました。こちらもボルドーの選手です。

19番~21番は先週と同じです。

22番には齋藤を3番手に追いやった、トゥールーザンの2番手、グラウが選ばれました。グラウは出場すれば初キャップです。



FWDではPRバイユ、HOマルシャン、LOフラマン、FLクロスら、BACKSではSHデュポン、WTBビエル=ビアレ、WTBプノー、WTBルベル、FBラモスら主力が大量にいない中、先週の反省をきちんと活かしつつ、現状考えられる最良のメンバー構成だと思います。

流石はガルティエさんだと思います。私ごときが分かるくらい、一人ひとりの選考理由が明確ですから、納得感と期待感しかありません。

SHの控えがいなかったり、リーグワンベスト15のフランカーをBACKSのヘルプに入れたり、リーグワンで4試合しか出ておらずトライ「0」の選手をいきなり選んだり、ハイボールに不安のある選手をまた入れたりとか、不安と心配と疑問しかない、どっかのHCの選手選考とはインテリジェンスに雲泥の差があります。



私はTOP14が好きでボルドーとトゥールーザンの試合は毎週観てます。特にこの2チームからの メンバーが多いフランス代表は大好きでめっちゃ応援しています。勿論、一番応援してるのは日本代表ですが、そろそろ順位が逆転しそうです。


7月18日

アイルランド代表メンバー

左が先週の日本戦
右が今週のオールブラックス戦

HOダン・シーハン
PRタイグ・ファーロン
LOジョー・マッカーシー
FLジョシュ・ヴァンデルフリアー
SOサム・プレンダーガスト
CTBガリー・リングローズ
WTBロバート・バルクーン
FBヒューゴ・キーナン

先発だけで8人入れ替えています。
これが所謂「ガチメンバー」です。

強豪国はローテーションの谷間でも勝ちます。




7月18日

坊に期待する4つのこと

1. アタックの「加速装置」になること

上ノ坊の最大の武器は、単純なスピードだけではありません。相手ディフェンスの「隙間」を見つける能力と、一歩目の加速が非常に優秀です。

神戸でも、

・クイックタップ
・カウンターアタック
・ラック脇
・スクラムからの展開

など、相手が整備される前に一気にゲインラインを越えるプレーを何度も見せていました。現在の日本代表は「構造的なバックスアタック」がまだ十分機能しているとは言えません。その中では、上ノ坊のように個人で局面を動かせる選手は非常に貴重です。



2. カウンターアタック

フランスはキックを多用するチームです。

そのため、

・ハイボール
・グラバー
・ロングキック

を処理した後の切り返しが重要になります。

上ノ坊はスペースを見つける感覚が非常に良く、「ここなら抜ける」という判断が速い。むやみに走るのではなく、走るべき場面を選べる選手なので、フランス相手にも期待できます。



3. 勇気あるランニング

ルーキーだからこそ遠慮してしまう選手もいます。しかし上ノ坊はリーグワンでも、「自分が勝負する」という姿勢を崩しませんでした。日本代表はいま、どうしても安全な選択が増えがちな場面があります。

そんな時に、

・ラインを仕掛ける
・ギャップへ飛び込む
・オフロードを狙う

こうした積極性を見せてくれれば、それだけでも攻撃に新しいリズムが生まれます。



4. 将来への可能性を見せること

個人的には、これが一番重要だと思います。今回の試合で、トライや大活躍は必要ありません。それよりも、

「日本代表にこの選手がいると攻撃の景色が変わる」

そう思わせる15~20分になれば個人的に十分です。

現在の日本代表は、バックスが組織的にフィニッシュまで持っていく形がまだ確立されていないという課題があります。その中で、上ノ坊が「個の突破力」と「判断力」を示せれば、今後の代表にとって大きな収穫になるでしょう。

坊、頑張れ~!!




7月19日

コントラスト

上:蒸し暑い中でもホスト国に失礼の無いよう、ネクタイを締めスーツを着用し、冷静沈着に戦況を見つめるフランスのHC

下:シャツの腕をまくり、ボタンを胸まで開け、ミスに激昂し、機器を机に叩きつける日本のHC




7月19日

zzz...zzz...はっ、夢か!




7月21日

他力本願の奇跡(笑)




7月23日

ネーションズチャンピオンシップが一段落したので、週末は読書に耽ります。
恐妻弁当もとい(笑)愛妻弁当を食べながら、あれこれ本を選ぶ時間もまた幸せ。




7月23日

男子日本代表 網走合宿参メンバーのお知らせ



◆ 勝手にメンバー選考

1. 大塚 壮二郎
2. 原田 衛
3. 竹内 柊平
4. ハリー・ホッキングス
5. ワーナー・ディアンズ
6. ベン・ガンター
7. 下川 甲嗣
8. ティエナン・コストリー

9. 齋藤 直人
10. 伊藤 龍之介
11. 木田 晴斗
12. イノケ・ブルア
13. ディラン・ライリー
14. 矢崎 由高
15. 上ノ坊 駿介

16. 江良 颯
17. 岡部 崇人
18. 為房 慶次朗
19. ジャック・コーネルセン
20. マキシ ファウルア
21. 上村 樹輝
22. 松永 拓朗
23. メイン 平



◆ 選考ポイント

・大塚は長く観たい
・コストリーは絶対先発
・8番、12番はペネトレーター役
・木田は日本一のWTBだと思ってる
・矢崎はWTBで観たい
・坊も長く観たい
・LOも出来るコーネルセンは外せない
・リーチからの卒業

なかなか面白いチームになりました!(自己満)


7月23日

スーパーラグビー・アウピキ決勝

永田虹歩が所属するブルーズがレギュラーシーズンを2位で終え、今週末に1位通過のマタトゥと決勝で対戦する。レギュラーシーズンの両チームの対戦成績は1勝1敗。

永田は全6試合に途中出場しチームに貢献。特筆すべきはそのタックル成功率で、36/40と90%を誇っている。

決勝でも控えに入った。
チームに貢献し、是非優勝して欲しい!




7月25日

デクラークが止まらない

ファフ・デクラークはキヤノン退団後、母国南アフリカのトヨタ・チーターズと2年契約を結びました。国内最高峰のリーグ「カリーカップ」の開幕と同時にデビューし、瞬く間に南アフリカのラグビーファンを熱狂させています。

開幕戦のライオンズ戦でチーターズの公式戦デビューを果たすと、持ち前のゲームコントロールと激しいディフェンスでチームを 29 - 27 の勝利に導き、いきなりこの試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されました。

続く第2節のシャークスXV戦ではさらにギアを上げ、試合終盤に見事なインターセプトからの独走トライを決めるなど、計2つのトライ(2アシスト)を記録。43 - 21 での快勝の立役者となり、2試合連続でMOMに輝く凄まじいスタートを切っています。





デクラークがこれほど爆発的なパフォーマンスを見せている背景には、精神的な充実感もあるのかもしれません。デクラークの奥さんは地元ブルームフォンテーンの大学出身であり、2人の娘もこの地で生まれています。欧州や日本での長い海外転戦生活を終え、「愛する家族のそばで、大好きなラグビーを純粋に楽しむ」ためにあえてURC(国際リーグ)非参戦のチーターズを選びました。高額な契約金よりも家族との生活とラグビーへの愛を選んだ姿勢が、地元のファンから絶大なリスペクトを受けています。

「金髪の小さな巨人」の勢いは、34歳を迎えた今も全く衰えていません。



ハイライト動画はこちら

第1節:チーターズ vs ライオンズ

第2節:チーターズ vs シャークスXV


7月25日

スーパーラグビー・アウピキ決勝
マタトゥ 21 - 28 ブルーズ

1万人以上のファンが見守る中で行われた決勝は、試合開始から終了まで一進一退の攻防が続き、激しい争いの中でどちらのチームも決定的なリードを築くことができなかった。

78分にマタトゥのPRジョージア・ポンソンビーがトライを決め、21 - 21 となった時点で、グランドファイナルは延長戦に突入するかと思われた。

残り1分強。ここからドラマが始まった。ブルーズのキックオフ。マタトゥは自陣から攻める。ブルーズの一際姿勢の低い選手が刺さる。永田虹歩だ。数分前の痺れる時間帯からフィニッシャーを任された永田は、何度も素早く起き上がり、何度もファーストタックラーとして刺さり続ける。相手陣で遂にターンオーバーしたブルーズは、今度は攻撃に転じる。フェーズを重ねる中、ホーンが鳴る。1分以上攻め続け、マタトゥの反則を誘う。誰もがPGと思った瞬間、誰かがクイックタップで突進する。実況(解説?)が「I can't believe it!」と叫ぶ。トライラインまでは届かず、さらにブルーズがフェーズを重ねる。永田がラックを剥がし続ける。右に展開するも攻めきれず、今度は大きく左に展開。ラストはブラックファーンズのエース、最推しのWTBケイトリン・ヴァハアコロが3人をかわしてトライ。その瞬間にブルーズの3連覇が決まった。



南(マタトゥ)対北(ブルーズ)。
首位チーム対ディフェンディングチャンピオン。
鉄壁の守備対華麗な攻撃。
スーパーラグビー・アウピキの決勝戦は、まさに壮絶な名勝負となる要素をすべて備えていた。

ブルーズはタスマン海を渡り、女子スーパーラグビー選手権に臨む。来週土曜日にシドニーで行われる同大会では、スーパーラグビーWの王者であるNSWワラターズと対戦する。もう一度、永田の勇姿がおがめそうだ。



試合前、ほんのコンマ何秒映った、ハカを披露する永田の表情が凛々しかった。
ラストの決勝トライまで全てを出し続けた永田のプレーが誇らしかった。
表彰式、トロフィーを掲げるキャプテンの真後ろで雄叫びをあげる永田の笑顔が眩しかった。

ちはるお母さま、おめでとうございます!!
娘さん、立派でしたね!!






7月26日

オーストラリア代表

先日、オーストラリア代表“ワラビーズ”は、日本代表と2試合を戦うテストマッチシリーズに向けた34名(FW:19名、BK:15名)のスコッドを発表しましたので、顔と名前を作りました。

ネーションズチャンピオンシップ南半球シリーズではイタリアに勝利しただけで1勝2敗でしたが、初戦のアイルランド戦は何本か外したPGやコンバージョンが決まっていれば勝っていました。

日本代表2連戦からは、ジョー・シュミットHCの後任として前レッズのレス・キス新HCがチームの指揮を執ります。あとは「オレンジの壁」を築き上げた、前クボタのスコット・マクラウドさんが入閣しますので、日本にとっては厄介ですね。

まだ2週間ありますが、個人的な注目(要注意)選手を挙げておきますので、良かったら覚えてくださいね。

LO ジョシュ・キャナム
FL/No.8 ロブ・ヴァレティニ
FL/No.8 フレイザー・マクライト
FL/No.8 カルロ・ティッツァーノ
No.8 ハリー・ウィルソン
SO ベン・ドナルドソン
CTB ハンター・パイサミ(静岡加入)
CTB ジョセフ=アウクソ・スアリイ
WTB ディラン・ピーチ
WTB マックス・ジョーゲンセン
FB トム・ライト





7月31日

リーグワン2026-27から導入予定の「新カテゴリ制度」

7月30日付で、リーグワンが選手側と 和解協議および制度の見直し案の検討 を進めていることを公式発表しました。

これまでは「制度を一切見直さない」としていたリーグ側が一転し、選手側の訴えに応じて柔軟な見直し案を協議する局面を迎えています。今後、地裁での和解協議の結果を踏まえ、修正された新制度の最終決定事項が改めてリーグワンより正式発表される予定とのことです。



ちなみに当日のタイムラインを個人的に調べた限り、ラファエレ ティモシー選手が都内の日本外国特派員協会にて、代理人弁護士とともに登壇。新制度に対して「長年日本に貢献してきたのに外国人扱いは屈辱であり悲しい」と涙ながらに見直しを訴えたのが、30日の午前中からお昼でした。この時点ではまだリーグ側の対応が不透明だったため、悲痛な叫びとして大きく報じられました。

そして会見終了から数時間後、ラファエレ選手の会見による世間の注目が高まる中、リーグ側が「選手登録における登録区分に関する現状について」と題した声明をリリース。ここで初めて「東京地裁での和解協議の場において、一部選手をカテゴリA-1に引き上げる見直し案を協議している」という事実を公表しました。



恐らく、ラファエレ選手の会見が無ければ、リーグ側の発表は後回し(あるいは非公表のまま)になっていたと個人的に思います。

リーグ側がこのタイミングで急遽発表を行わざるを得なかった背景には、以下の3つの理由(事情)があると思います。

1. リーグ側は「東京地裁の和解」が正式に成立するまで隠したかった

通常、裁判所における和解協議(調停)のプロセスは、すべてが正式に合意に達して書面が交わされるまで「非公開(秘密裏)」に進められます。リーグ側としては、条件の細部が完全に決まり、裁判所から正式な和解が下りる「秋頃」のタイミングでスマートに一本のニュースとして発表したかったのが本音だと思います。

2. 会見による「世論の批判」を恐れた

ラファエレ選手が外国特派員協会という「国際的な発信力を持つ場」で涙ながらに訴えたことで、メディアは一斉に「リーグワンの差別的な新ルール」「元日本代表への屈辱」というトーンで報じました。これに対し、リーグ側が黙ったままでいると、世論やファンから「未だに強硬姿勢を崩さない冷徹な組織」として大バッシングを受けるリスクがありました。

3. 「実はもう見直しの話し合いをしている」という防衛策

会見のわずか数時間後に、リーグ側は「実はもう選手側と地裁で和解協議を進めており、A-1への引き上げ案も検討しています」と発表しました。これは裏を返せば、「私たちはもう突っぱねていません。ちゃんと選手の意見を聞いて譲歩する姿勢を持っています」という、リーグ側の最大の自己防衛(イメージダウン回避)だと思います。



リーグワンの真意はあくまで想像するしかありませんが、いずれにしろ今回の見直しは、法的な反発や「包摂性に欠ける」といった強い批判を受け、リーグ側が実質的に譲歩した結果だと思います。

ただ和解協議の進展自体はポジティブですが、現場の各クラブは、新シーズンに向けてすでに練習はスタートしてます。それなのに戦術も固められないでしょう。予算と補強の目処も立たないでしょう。何より選手側にとっても、自分が来季試合に出られるか分からない状態では契約書にサインもできません。「解決が長引くほど、移籍市場での選択肢が狭まる」という焦りもあると思います。

すでにチームも選手も「1日も早い正式な決着」を切実に望んでいる危機的な状況にあると思います。